写真一筋(インタビュー)/新潟の写真館。七五三、入学・卒業写真、家族写真、成人式、ウエディングなどの記念写真、商品撮影や出張撮影も。

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写真一筋(インタビュー)

−フォトスタジオ・イケダ写真館の「立地概況」を紹介してください。

フォトスタジオ・イケダ写真館のある胎内市は、新潟市から北東約40q、日本海に面した人口が約3万2千人の市です。阿賀野川の北側に位置することから「阿賀北」と呼ばれ、新潟県北蒲原郡の中心的地区で、当地域有数の工業都市と言われています。

胎内市は天然資源にも恵まれ、原油産出量は全国一を誇り、観光資源も豊富です。市内を南北に縦断する国道7号線には、ロードサイド型の大型店が立ち並んで、この国道沿いの共同店舗サラダストーリーの一角に私のフォトスタジオがあります。

−フォトスタジオ・イケダ写真館の「沿革」を教えてください。

初代は北海道で撮影の修行をして、店名を「五十嵐写真館」として始めたそうです。その後の2代目が体調を崩し、若くして亡くなりました。それで、遠い親戚である私の父が後継者として東京から呼び寄せられ3代目になりました。父は何も分からなかったので、新潟市の高橋写真店で一から修行して仕事を覚えていったそうです。

三女で末っ子の私は、父の背中を見ながら育ち、東京写真大学(東京工芸大学)に入学して写真を学びました。東京写真大学を卒業した当時は、仕事の大半は地元で腕の良い美容師さんとタイアップした婚礼写真の撮影が主でした。他には、学校の卒業アルバムの制作やスタジオの記念写真でしたが、婚礼の多い春と秋以外はノンビリとした感じでしたね。

ちょうど、写真が白黒からカラーに変わる頃に、父から仕事を認められて4代目を任されることになりました。今は、従業員二人と私の三名でフォトスタジオ・イケダ写真館を運営しています。

−当時は女性の写真家は多かったのですか?

当時は、女性カメラマンが珍しかったですね。父から仕事を引き継いだ当時は、まだ男社会だったので、大変な事の連続でした。修学旅行に同行する時期は、同じ場所に同業者も必ず4〜5人はいます。同業者は男性ばかりで、宿泊先の部屋も一緒だった時は一人で廊下に寝たこともありました。若い頃は、気軽に話すことが苦手だったので、同業者やお客様とも上手にコミュニケーションが取れませんでした。

その私もいつのまにかコミュニケーションが取れるようになり、今では写真家は女性向な職業だと思っています。スタジオ撮影の時、赤ちゃんの表情は笑顔を写したいのですが、その表情は偶然できる訳ではないので、表情を作ってあげる必要があります。

婚礼写真も主人公は花嫁で、女性の美しい瞬間の表情が分かるのは、私が女性だからだと思っています。そういう意味でも写真家は女性向きの職業だと思うのです。

−資格や受賞歴を紹介していただけますか?

A)まず、1980年に”微笑み”という作品で写真全国展で入賞しました。それから、1988年に労働省(厚生労働省)認定の一級写真技能士に合格しました。1996年は写真文化で奨励賞を戴きました。2000年の技能グランプリでは3位に入りました。

主だった賞はそんな感じですが、他にも新潟県写真師会のコンクールでは特選・入選が複数あり、甲信越営業写真連合会コンクールの銀賞、技能グランプリの入賞などでしょうか。

−すごいですね。今後の仕事はどう考えています?

今は地元での婚礼が激減しています。小中高校の卒業アルバムの制作や旅行に同行する仕事も減少しています。本当はスタジオ撮影で写す記念撮影が好きなのですが、今後は商品の撮影や出張撮影も増やしたいと思っています。

−好きな言葉を教えてください

好きな言葉は色々ありますが「一生懸命」、「その人らしい写真を撮る」を信条にしています。仕事をしていると中途半端では終われないといつも思っています。「何事にも絶対は無い。撮る時も終わる時もタイミングがある」人物を撮影する時は、その人の一番良い角度やタイミングがあります。

二人と同じ人が居ないので、良い写真が撮れるまで撮らせてもらうようにしています。でも、お客様の顔を見ながら「疲れてきたかなぁ」と感じるタイミングで撮影を終了します。お客様には「良い写真を!」と思う反面、「付き合わせてすみません」とも思うのです。特に、赤ちゃんは短時間で良い表情を写さなければなりませんし、「七五三」の撮影はなかなか表情を引き出すのが難しいですが、やりがいも大きいです。

−最後にプロの写真家とは?

風景も場所や環境によって撮り方は違いますが、写真は“光”の絵ですから、その一枚を撮るために、“光”を探すヒラメキと“光”を待つ忍耐が必要です。

例え、その日に満足のいく写真を撮れたとしても、もっとこうしたら良かったとか、次はこんな風に写してみようとか、いろいろと考えてしまい、自分の中での“完全”は永遠にないと思っています。

お客様に信頼してもらえる仕事を一生懸命にしたい。
自分が納得するまで“その人らしい”、その“光”を見つけて撮り続けたい。
これがプロの写真家だと私は思っています。

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